坐骨神経痛のケアグッズ ベルト・コルセット・サポーターの選び方
坐骨神経痛の治療に役立つグッズは、種類も豊富です。
たとえば「ベルト」「コルセット」以外にも、「サポーター」もあります。それ以外にも姿勢を矯正してくれるイス、腰痛持ちの人に欠かせない座布団やクッションなども存在します。
症状や痛みの強さなどによって選び、使い分けましょう。
この記事の目次
コルセットをつける「装具療法」の3つの効果とは?
坐骨神経痛の治療には、腰痛ベルトやサポーターを使用することもあります。しかし、コルセットを使う療法が一般的には知られています。これらのものを使用する療法を「装具療法」といいます。
それでは、坐骨神経痛の治療の時に、どうしてコルセットが効果を現すのでしょうか。
その効果は、大きく分けて3つあると言われています。
①腰椎などが動きすぎないようにする
②腹圧を上げ、腰椎を固定する働きがある
③猫背の方や姿勢の悪い方にありがちな腰椎や仙骨の弯曲をセーブして、良い姿勢を保つようにする
こういった効果が期待できますので、姿勢が悪いせいで腰や背中が痛みがちな方はコルセットをつけたほうが安心でしょう。
コルセットをつけることのメリット・デメリット
コルセットには、装着すると痛みが改善するというメリットがあります。仕事や育児を休めないという方には強い味方になってくれるでしょう。
ただし、コルセットにもデメリットはあります。長期にわたってつけ続けていると、筋肉がおちてしまうという点です。楽だからとなんとなくつけ続けるのは、まったくおすすめできません。
コルセットを「面倒だから」「しめつけられる感覚が苦手」という理由から、医師に言われたのに使用しない人もいるようですが、こういった行動と同じくらい問題があります。
コルセットをつけるべき期間は痛みが強い1ヵ月程度とされています。その後はコルセットを外し、他の療法に切り替えることが多いそうです。
コルセットやベルトにも、いろいろな種類がある
コルセットなどの装具にも種類があります。「軟性コルセット」と「硬性コルセット」です。その違いは素材が柔らかいか、硬いかです。
軟性コルセット
軟性コルセットは、メッシュ素材でできています。手術などを行わない保存療法などで使用するのは、こちらのコルセットです。加齢や運動不足のせいで筋肉量が減ってしまい、坐骨神経痛になってしまったような方の腰部を固定してサポートします。
硬性コルセット
硬性コルセットは、腰の手術をした後につけるものです。坐骨神経痛の治療のために腰を手術した場合には、こちらのコルセットをつけることになるでしょう。
また、腰痛ベルトにも2種類あります。
しっかりと患部を固定できるコルセットタイプと、ある程度動きやすさを重視したベルトのタイプの商品です。痛みが強く、しっかりと固定しておいたほうが安心だという人はコルセットのタイプ。仕事や家事、育児などである程度動きまわる生活を送っている方はベルトタイプがいいかと思います。
コルセットやベルトはどこで購入できる?
コルセットを購入する場合には、どうしたらいいのでしょうか。
もっとも手っ取り早いのは、薬局などの店舗で購入する。もしくは、インターネットなどを利用するとすぐに手に入ります。
ですが、余裕がある方はオーダーメイドのコルセットを購入してはいかがでしょうか。サイズを採寸して作ってくれるので、体によりフィットします。
その場合には、医師の処方を求めておけば、健康保険が適用されることがあります。これは先に代金を支払う必要がありますが、その後に書類で申請すると、一部が給付されるというシステムだそうです。健康保険を利用したい人は、あらかじめ確認しておくことをおすすめします。
身近なところでもコルセットは購入できますが、適当に購入すると自分の症状に合っていない、もしくは使いにくいということも考えられます。できれば担当の医師に相談して、どのようなコルセットを選ぶべきか聞いておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
坐骨神経痛の治療でコルセットやベルトなどを使用することは珍しいことではありません。
ですが、ずっと使い続けていると、つけていた部分の筋肉が弱ってしまい、後で苦労することになります。痛みがひどい時だけつけ、その後は自分の体の筋肉を鍛えるなどして、痛みを改善するようにしましょう。
コルセットやベルト、サポーターは店舗もネットでも入手することができますが、症状や痛みの強さ、その人の生活スタイルに合わせて選ぶことが大事です。医師や専門家に話を聞いてから購入するようにしましょう。
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「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
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