【腰に負担がかからない正しい椅子の座り方】腰痛・ヘルニア・坐骨神経痛にも
腰痛やヘルニア、坐骨神経痛などの痛みを緩和させるには、ご自身の症状に適した治療を行うことも大切ですが、普段から腰に負担を書けないような工夫も大切です。例えば、重いものをできるだけ持たないようにするとか、コルセットをするといった工夫が考えられます。
では、椅子に掛けるときに何か注意することはないでしょうか?
有名な家具メーカーでは、座ったときに腰に負担がかからないような商品が販売されています。
家でくつろぐときは、それでいいかもしれませんが、学校や職場では自分がすわる椅子を選ぶことはできません。車の運転席だって、既に装着されている椅子です。ということは、椅子について工夫をするよりは、対処すべき座り方を知っていれば、問題が解決されます。
そこで、今回は腰に負担がかからない椅子の座り方について考えます。
この記事の目次
学校で、職場などでの座り方
みなさんは机に向かっているとき、どのような姿勢ですか?
片肘をつくと楽という人がいますが、それでは、腰に負担がかかります。
まず、椅子に深く腰掛けます。座ったときに、お腹が二段腹、三段腹にならないよう伸ばします。そうすることで背筋もピーンと伸びます。膝の曲がり具合は90°。机と椅子の距離があると、せっかくの姿勢が前のめりになってしまうので、椅子を引くなどして適切な距離を保ちます。高さが合わないときは、椅子の上にクッションを置くとか、机の高さ調節が可能ならば調節するとかして、合わせましょう。
また、両方の腕の前腕を机に置くようにすると力が分散されるので、置かないときよりは楽に感じるはずです。
自動車を運転するときの座り方は?
自動車を運転するときの姿勢は、中腰に近い状態だというのはご存知ですか?中腰は一番腰に響きます。そのことを頭に入れ、正しい姿勢を考えましょう。
自動車の座席の場合は、ブレーキやアクセルを踏む関係上、職場での椅子のように膝の曲がり角度を90°に保つことはできませんが、足を伸ばさず、膝と股関節を十分に曲げます。座席をハンドルに近づけることで姿勢は随分と変わります。背筋を伸ばしましょう。何かに支えられていないと背筋を伸ばした姿勢は苦しいという方は、ハンドル近くに座り、後ろに腰当てを入れるというのも一つの方法です。ただ、このように背筋が伸ばしたような姿勢を心がけたとしても、長時間の運転は禁物です。
映画館や演劇鑑賞などでの座り方は?
映画館や劇場の椅子に深く腰掛けると、反り返ったような状態になります。この反り返った形は腰に負担がかかります。バスタオルを持参すると重宝します。バスタオをくるくるっと丸めて、腰当てに使うと姿勢が保たれます。そして、腰当てを持参するより、バスタオルを持参したほうが便利な理由がもう一つあります。冷え対策です。映画館や劇場では、冷房が一様ではなく、場所によって差があります。実は冷えも腰痛の大敵です。ひざ掛けとして重宝します。
あると便利なグッズ
姿勢を保つためにあると便利なグッズとして、座椅子とは違うのですが、腰当てと座面が一体化したクッションがあります。骨盤の立った状態を保ち、腰に負担を与えないような設計になっています。値段が2万円くらいするため、椅子を買うのとあまり差がないかもしれません。
そのほか、パソコンで仕事をされる方なら、書見台も姿勢を保つためのグッズとして役に立ちそうです。また椅子と机の高さの話について最初の項で触れましたが、卓上傾斜台といって机の上におくものがあります。傾斜台の上で文字を書いたり、キーボードを叩いたりすることになるのですが、これもデスクワークの方におススメです。
まとめ
いかがでしたか?
椅子を選べない環境の中で、皆さんにとって、使えそうな対策はありましたか?
共通して言えるのは姿勢です。背中をピーンと伸ばす方が疲れると思われるかもしれませんが、正しい姿勢は力のかかり具合を分散させるため、痛みの軽減につながります。
今回は、座ることを中心にまとめましたが、長時間同じ姿勢はやはり腰にきます。立ち上がって背伸びをするなど、適度な運動も取り入れてください。
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「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
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