腰痛・坐骨神経痛の痛みがあるとき、ストレッチや運動をしても大丈夫?
腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛などの痛みで苦しんでいる人のなかには、痛みを解消するために運動やストレッチを勧められる人も多いことでしょう。
しかし、一概に運動をした方が良いと言われても、どんな運動をしたらよいのか分からなったり痛みがあるのにストレッチをしてもいいのか等、疑問が多い方も少なからずいると思います。
私もヘルニアで大変な苦労をしましたが、実際にヘルニア再発予防の為に行っている運動を体験談と交えながら説明したいと思います。
この記事の目次
長時間同じ姿勢と運動不足はヘルニアへの危険な第一歩
同じような姿勢で長時間過ごしたり運動不足で筋肉が硬直したりすると、椎間板への圧迫が強まりヘルニアを発症し、それが神経を圧迫して足腰に痛みやシビレなどの症状が出ます。
私も30代半ばでヘルニアを発症しましたが、それまではデスクワークで朝9時から17時までほぼ座ったままの姿勢で仕事をして過ごし、仕事が終われば家に帰り座ってテレビを見るといった生活を続け、運動という運動は全くと言っていいほどしておりませんでした。
そんな体は贅肉だらけで腰の骨を支える背筋もほぼ皆無に等しく、常に慢性の腰痛を抱えたまま約20年間も過ごしてしまいました。
私の椎間板ヘルニアはまさに典型的な一般例の通りで、長時間の同じ姿勢と運動不足による筋肉の硬直によって脊髄に負担がかかってヘルニアへと発展していきました。
5秒でできるヘルニア予防ストレッチ
ヘルニアは、一般的には筋肉の硬直によって脊髄に負担がかかる為に引き起こされるので、逆に言えばこの負担を無くしてあげれば防げるものなのです。
負担を無くす簡単な方法としては、誰でもできるストレッチがあります。5秒ほど腰を後ろに反らすだけのストレッチを1日2,3回繰り返すだけでも椎間板の圧迫が軽減され、症状を和らげる効果があります。
私はこの5秒でできるストレッチすら20年間一度もしてきませんでした。その結果、重度のヘルニアを患ってしまい最終的には手術をすることになりました。
術後、リハビリを兼ねて専門医と一緒にストレッチの練習をしましたが、一度試してみるととても簡単なストレッチばかりでこんなもので本当に効果があるのか、と拍子抜けしたほどです。
ヘルニア対策の運動は自宅で十分
ヘルニアを原因とする腰痛や坐骨神経痛の殆どの原因は背骨や神経にありますが、筋肉のコリなどが原因の場合もあり、ストレッチをしただけで坐骨神経痛が治ったという人も多くいます。
痛みがあるから逆に運動はしない方が良いだろうと勝手に思い込まず、怖がらずに是非試してみてください。
ただし、痛みの場所や症状によってストレッチの内容が異なってくるので、既に痛みを発生している人は専門医と一緒にストレッチ運動をしていくことをお勧めします。
一度教われば家でもできる簡単なものばかりなので毎回通う必要はありませんし、自分の症状に合わせてどこまで体を動かしていいのか具体的に教えてもらえ安心して運動することができるので精神的にも負担が軽減されます。
ヘルニアはストレスで悪化するとも言われていますので、少しでも余計なストレスは減らしたいものです。
まとめ
腰痛や坐骨神経痛は、ストレッチなどの運動を取り入れることで血流が改善されて痛みや痺れの症状を改善できます。
私のヘルニア手術は幸い成功して今では完治しましたが、「塵も積もれば山となる」というように、たった5秒のストレッチを1日1回でもやっていれば手術までは至らなかったのでかと後悔してもしきれません。
重症度の場合を除き、痛みがあるから運動は控えようとか、今日は面倒くさいから明日にしようといった考えは捨て、自分の症状にあったストレッチを今すぐ始めることが早期回復にもつながります。
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自分でできる腰痛改善法
「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。
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