ヘルニアを体験したからこそ分かる、腰痛と坐骨神経痛の痛みの違い
日本人の9割が一生に一度は経験するとまで言われる腰痛。
私も20年間ほどを腰痛を抱えて生活していましたが、30代半ばである日突然ぎっくり腰になりそれから腰椎椎間板ヘルニアになってしまいました。
ヘルニア発症時は、腰痛・坐骨神経痛・椎間板ヘルニアの違いさえわかりませんでした。発症早期に適切な対応をするのが重要とされるヘルニアです。
そこで今回は、腰痛と椎間板ヘルニアの症状や痛みの違いについて、私の体験談をもとに説明していきます。
この記事の目次
そもそも腰痛と椎間板ヘルニアとに違いはあるの?
腰痛と椎間板ヘルニアはどちらも腰が痛くなるという共通点はありますが、根本的に痛みの原因を引き起こす仕組みに大きな違いがあります。
腰痛の原因は運動不足等で腰周りの筋肉が硬くなっていたり、骨などの障害、あるいはストレス等様々な原因がありますが、一方、椎間板ヘルニアは腰椎椎間板が突き出し神経が圧迫されていることが原因となります。
私は椎間板ヘルニアと診断される前はヘルニアの知識は全くありませんでしたが、診断の際に取った自分の腰のMRI画像に写っている腰椎椎間板がボコッと飛び出しているのを見て直ぐに、痛みの原因はこれか!と納得しました。
健康な人でもヘルニアがある?
ヘルニアの知識がほぼ皆無だった私に担当医がヘルニアについて説明してくれた中で最も驚いたのが、
「健康な人でもヘルニアがある人も沢山いる。」
ということでした。
健康で腰痛のない人を対象とした研究で約8割弱の人に椎間板ヘルニアが発見されたそうです。
ヘルニアがあってもその内の約8割は痛みを感じていないそうです。
上記でも述べた通り椎間板ヘルニアは腰椎椎間板が突き出し神経が圧迫されて痛みを発症するので、逆に言えば椎間板が付きだした状態でも神経が圧迫されていなければ痛みが起きない状態もある、ということです。
腰椎椎間板ヘルニアという病名ですが、そのヘルニアにより発生する痛みの事を坐骨神経痛と呼ぶわけも、ここにあります。
腰痛とヘルニアの痛みの違いは?
慢性腰痛は、普段からなんとなく腰が重くすっきりしない不快感を感じるものの日常生活を完全に支障をきたすほど痛みがひどいわけではありません。
私は毎朝起床時に腰が痛くてなかなか起き上がれないといったような慢性腰痛を20年間抱えながら過ごしてきて痛みがあるのが普通の生活になっていましたが、運動も仕事にもそれほど支障はなく普通の人と同じ生活ができていました。
この慢性腰痛がある日突然、急性腰痛、いわゆるぎっくり腰になってしまい全く動くことができなくなりました。
急性腰痛はかなりの痛みを伴い酷いと寝たきりになってしまいますが、安静にしていれば数日から1週間で治ります。
これらの腰痛がヘルニアの痛みと大きく異なる点は、ヘルニアは痛みを伴うのと同時に痺れも同時に起こります。
これは神経が圧迫されることによって起きるものですが、私もヘルニア発症後は数歩歩くだけで脚の太ももの裏から足首にかけて激痛が走り、また痺れもひどくて全く歩けなくなってしまいました。
まとめ
いかがでしたか?
坐骨神経痛を発症してしまうと、普段何とも思わなかった「歩く」といった行動ですらもできなくなってしまう私のようなケースもあり、このまま一生治らないかもと不安になる人も多いと思いますが、そのようなストレスは更に腰痛を悪化させる原因ともなっています。
ヘルニアは意外にも大多数の日本人が抱えている病気で、特に難病であるわけでもなく原因は判明して治療方法も確立されていますので、治る時は必ず来ます。ストレスを溜めずに前向きに完治を目指していくことが大切です。
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自分でできる腰痛改善法
「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。
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