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坐骨神経痛はまず整形外科へ!病院での3つの治療法と三大内服薬

治療法 病院・治療院
この記事は約 6 分で読めます。

「ビキっと腰に激痛が走る。」

「太ももから足先にかけてビリビリとしびれを感じる。」

など、腰の痛みからはじまり、下肢全体に痛みや痺れが広がる坐骨神経痛。 もしも自分が坐骨神経痛だと気が付いたならば、一刻も早く医師に相談して治療をスタートするべきでしょう。

坐骨神経痛の場合には、原因は脊柱(せきちゅう)にあることが多いとされています。その治療のためには、まず「整形外科」を受診することをおすすめします。

整形外科で受けられる坐骨神経痛の治療方法は「内服治療」「リハビリテーション」です。多くの人はそれで痛みが軽減しますが、それでも改善しなければ「ブロック治療や手術」を行うことになります。

それではこれから、主に整形外科で行われる3つの治療法と3つの内服薬、そしてブロック注射などについてご紹介させていただきます。

この記事の目次

坐骨神経痛の治療法 その1 「内服治療」

坐骨神経痛と薬

内服治療は、薬で坐骨神経痛の痛みをやわらげることを目的にしています。 原因となる病気を完全に治すことはできませんが、痛みが軽減することで体も楽になりますし、さらなる治療にも前向きになれるでしょう。

坐骨神経痛に苦しむ方のなかには「副作用のことを考えると、薬を飲みたくない。信用できない。」という方もいます。ですが、坐骨神経痛になると体を動かす機会も自然と減ってしまい、そのせいで筋肉もどんどんと衰えていきます。高齢の方にとってはあまりいい状況とはいえません。 偏見を捨て、信頼できる医師を探し、内服治療にも取り組んでいただきたいと思います。

坐骨神経痛の治療で使われる三大内服薬

坐骨神経痛で用いられる薬は、主に「消炎鎮痛剤」「筋肉弛緩剤」「血管拡張剤」などがあります。それでは、これから3つの薬について簡単に解説させていただきます。

消炎鎮痛剤(しょうえんちんつうざい アスピリン、バファリン、ロキソニンなど)

痛みと炎症を同時に抑えます。最近では副作用の少ないとされる、非ステロイド性鎮痛剤が用いられることが多くなっています。

この消炎鎮痛剤は種類が豊富なため、体質に合わない薬を処方されることもあります。「胃痛」「下痢」「発疹」などの副作用が現れたら、速やかに医師に報告しましょう。

筋肉弛緩剤(きんしかんざい ミオナール、アロフト、テルネリンなど)

筋肉がこわばったままだと、痛みがより強く感じられます。そのこわばってしまっている筋肉をやわらげるための薬です。緊張型の腰痛や坐骨神経痛と診断されたときに比較的よく処方されることが多いようです。また、消炎鎮痛剤とセットで使用されることが多いでしょう。

血管拡張剤(けっかんかくちょうざい プロレナール、オパルモンなど)

血の巡りをよくするための薬です。痛みの改善効果が見込めます。

血管の拡張、血流増加作用、そして血液を固まりにくくする作用なども持っており、閉塞性血栓血管炎で発生した潰瘍、痛み、冷感、後天性の腰部脊柱管狭窄症に伴う下肢疼痛や下肢のしびれ、歩行能力などの改善にも用いられます。

坐骨神経痛の治療法 その2 「リハビリテーション」

坐骨神経痛のリハビリ

リハビリテーションは内服治療と並行して行われることがほとんどです。

温熱療法骨盤牽引などで、坐骨神経痛を改善していこうという治療法です。

たとえば温熱療法は、患部を温めて血行を良くし、こわばった筋肉を改善しようという治療法です。保温性の高い温湿布を患部に乗せ、あたためる「ホットパック」や、赤外線や超短波、マイクロ波などを患部に当ててあたためる療法も行われます。

牽引は、首や腰にコルセットをはめてベッドに横たわり、患部をまっすぐ引きのばすような療法です。こうすることで腰椎の感覚が広がり、椎間板の圧迫も軽減します。

腰椎椎間板ヘルニアが原因の坐骨神経痛の場合には、骨盤牽引を主に行うことになります。この場合、10~20分ごとに引っ張っては休みを繰り返す「間欠牽引」という手法が行われます。

ただし、医師によっては牽引は効果がないという人もおり、そういった治療を行わない方針の医院もあるそうです。

坐骨神経痛の治療法 その3 「ブロック療法」

ブロック注射

ブロック療法とは、神経そのもの、もしくは神経のまわりに薬を投与する治療法です。

脊柱の付け根の部分である馬尾を包んでいる硬膜に薬を注入する「硬膜外ブロック」は、馬尾や神経根が圧迫されていることで坐骨神経痛になってしまった方向けの療法です。

下肢が痛い、間欠跛行(かんけつはこう。休み休みでないと歩けないこと)の患者に主に投与されます。

「神経根ブロック」治療は、神経根に直接薬を注入します。神経に直接注入するのですから、かなり繊細な療法です。注入する際には痛みがありますが、それだけ鎮痛効果も高いでしょう。

足腰の痛みが特にひどい方におすすめとされています。ただし、ブロック療法は人によっては受けることができません。

麻酔薬や抗炎症剤のアレルギー持ちの人や、抗血液凝固剤など血が固まりにくくなる薬を飲んでいる方。糖尿病などで免疫機能が低下してしまい、細菌感染しやすい方などは、ブロック療法の対象にはなりません。

ブロック療法の効果は一時的なものとされています。しかし、個人差がありますので、効果を長く感じられる方もいます。繰り返し受けることで、痛みが軽減するケースも報告されています。

しかしこれでも効果がない場合には、手術を受けることを進められるかもしれません。

「坐骨神経痛の手術」に関してはこちらをご覧ください。 ⇒ 「坐骨神経痛の手術について 再発したり、後遺症が出たり、傷痕が残ったりする?」

まとめ

いかがでしたか?

今回は、坐骨神経痛の病院で行われる主な治療法や処方される薬についてお話させていただきました。

整形外科で坐骨神経痛の治療を受ける場合には、まずは内服薬で痛みを抑え、リハビテーションで痛みの改善を目指すことになります。それでも改善しなければ、ブロック注射による治療を行います。

どうしても痛みがひかなければ、手術を勧められるかもしれません。ですが、手術に抵抗があるという方は接骨院や鍼灸院での治療法もありますので、専門家に相談したうえで適切な治療法を探すようにしましょう。

ただし、腫瘍やがん転移などが原因で起こる坐骨神経痛の場合には、病院以外では治療できません。ですので、まずは医師のもとを訪れ、坐骨神経痛の原因を調べるところから始めましょう。

どんな症状も早期発見・早期治療が大事ですので、「まだなんとか耐えられる」からと言って放っておかずに、専門の病院や治療院へ行くことをオススメします。

 

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自分でできる腰痛改善法


「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」


坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、 やはり根本改善をしていくべきだと思います。

「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」


これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。

そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。

多数の体験談がございます。併せてご覧ください。

坐骨神経痛

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ザコナビ編集長のヒカルです。当サイトでは、坐骨神経痛をはじめ、腰痛・ヘルニアなど足腰の症状でお悩みの方必見の最新情報をお届けしております。ぜひ健康的な体を取り戻しましょう。

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