ブロック注射 椎間板ヘルニア・坐骨神経痛の効果は?30代女性体験談
坐骨神経痛の原因の1つでもある腰椎椎間板ヘルニア。実はこの腰椎椎間板ヘルニアの患者の90%の患者は、注射や手術をしなくとも自然にヘルニアが治るのを待つ保存療法という方法で完治するそうです。
しかし、鎮痛剤が効かないほど酷い重症な腰痛や治療を続けていても症状があまり改善しない腰痛に対しては、「神経ブロック注射」という治療方法が行われるケースもあります。
神経ブロック注射は早急な改善が期待できるもので、重度のヘルニアを患った私もこの注射をしました。そこで、ブロック注射の具体的な治療法や効果についてお伝えします。
この記事の目次
ヘルニアでなぜ神経ブロック注射をするの?
ヘルニア患者の殆どの方は、注射を打たずとも安静にしていれば脱出したヘルニアが元に戻り痛みも次第に引いてゆき自然に治ります。
しかし、痛みが酷い場合や何日経っても症状が良くならない場合などに、この神経ブロック注射をすることがあります。
神経ブロック注射は、原因となっている場所に局所麻酔薬を注入して神経を遮断することによりこれらの痛みを解消できるのです。
私は30代半ばで突然ぎっくり腰になり、その時に無理をして歩いたのでヘルニアが重症化してしまった為、この神経ブロック注射を打ち、更に炎症を抑えるステロイド剤も注入しました。
そのおかげで全く痛みが消えたわけではありませんが、一時的には痛みが緩和しました。
ブロック注射の種類
神経ブロック注射といっても、一種類だけではなく、注入部位によって異なる種類がありますが、一般的なものは下記の通りです。
硬膜外ブロック注射
一番安全性が高いブロック注射と言われてるものです。脊髄の一番外側にある硬膜と硬膜外腔の間に局所麻酔剤を注入して神経の機能をブロックします。
仙骨ブロック注射
お尻の仙骨から神経の周りに局所麻酔剤を注入します。腰痛や足の痛みを和らげる効果が期待できます。比較的簡単で安全性が高いことからこちらも良く使われます。
神経根ブロック注射
針を痛みの原因となっている神経に直接差して麻酔剤を注入し、神経の機能をブロックします。硬膜外ブロックで改善がみられない場合に適用されます。
私は、ヘルニアの症状が重症化していたので、上記3つの注射全て試しました。
神経ブロック注射の副作用と注意点
ブロック注射は、麻酔薬で痛みを一時的に和らげ筋肉の緊張をほぐし血流が促される為に、痛みが出にくくなる仕組みになっています。
ブロック注射は神経に刺すので痛いというイメージが強いと思いますが、ヘルニアの痛みに比べたら注射自体はそれほど痛くありませんし、どれも数分で終わります。
1回の注射で効果が現れる人もいますが、数回打って数週間後に効果が現れる人もいます。
私は2回ほど試しましたが、2回目の仙骨ブロックを打った直後から左足の指先に痺れが走りだし、それが2ヶ月経っても治らず、その間ブロック注射も打てなくなり、更にヘルニアも重症化してゆき、最終的に手術することになりました。
何が原因で痺れが発生したのか分かりませんが、神経ブロックには副作用が出る人も稀にいますので、信頼できる専門医とよく話しあって治療を進めていくのをお勧めします。
まとめ
ブロック注射は、痛みを緩和する効果は数時間しか持ちませんが、筋肉の緊張がゆるんで血流が良くなることから、二次的に痛みを消す効果も期待できます。
しかし、ヘルニアの原因となっている日常生活自体を改善しなければその痛みはまた再発することがありますので、生活習慣を見直すことが大切です。
ヘルニアを原因とする坐骨神経痛の痛みは、私も経験者ですので辛いの一言で語れないことは誰よりも分かりますが、必ず完治しますので、短期的な対策ではなく長期戦の心構えを持って焦らずにゆっくり治していきましょう。
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自分でできる腰痛改善法
「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。
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