理学療法士によるリハビリで坐骨神経痛を改善した介護士の体験談
腰痛やヘルニア、坐骨神経痛などの足腰の症状でお悩みの方はご自身でできるストレッチやエクササイズなどの改善法を試されたり、病院でお医者さんに診てもらったり、整体や接骨院、鍼灸院などへ行かれたりして根本改善を目指すと思います。
ですが、足腰の症状はやっかいなもので、良くなってきたなと思った頃に再発したり、痛み・痺れがぶり返してきたりし、長年お悩みの方も多いでしょう。
「もうこの腰の痛みとは一生つきあっていかなければならないのか…。」
「昔は腰のことなど気にせず生活できたのに、今は毎日の生活が辛くて辛くて…。」
そう諦めてしまっているかたもいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という名言もあるように、どんな症状も諦めてしまっては治るものも治りません。
今回は、自分の体に自信を持っていた介護士さんが自分自身いろいろな方法を試し、それでも腰痛が改善せず困りはてていたところ、出会った理学療法士さんによるリハビリで症状を改善し、健康的な体を取り戻した体験談についてご紹介させていただきます。
ぜひ参考にしていただき、諦めずに健康的な体を取り戻せるよう前向きに意識を変えていただければ嬉しい限りです。
この記事の目次
介護士3年目から感じた腰の痛みは日に日に悪化
はじめまして、私はタダマサと申します。大学を卒業してからずっと介護職として働いてきました。今の会社に努めて十年になります。
もともと体育大学卒業後は体育の教師になることが夢でしたが、祖母の病気をきっかけに介護業界に興味を持ち勉強するようになり、無事に今の会社へ就職することができました。
運動部で体もがっしりした方でしたので怪我知らずで大学4年間過ごしてきましたが、介護士三年目から腰の痛みを感じるようになりました。
痛みは次第にきつくなり、立つのもきつい状態でしたが働きながら治すことができました。その体験を皆さんに共有したいと思います。
腹筋と背筋のバランスを整えるための腹筋運動
まずはじめに改善のために行った事ですが、腰への負担を減らすため腹筋と背筋を鍛える運動を自宅に帰ってからするように心がけました。背骨は船で言うところの帆にあたり腹筋と背筋はそれぞれ前後に帆が倒れないように引っ張る綱のようなものと教えられてきました。
今回の腰痛も大学出てから運動不足気味であったので腹筋と背筋のバランスが崩れたせいだと考えました。
毎晩寝る前に四つん這いになり、深く深呼吸をしながらお腹の奥の筋肉を鍛えていきました。その後仰向けになり両膝を立てゆっくりお腹を覗き込むように腹筋運動を実施していました。
しかし、体を起こすたびに痛みが出るため長く続けることが難しくなっていました。その為、運動による筋トレは細く、ぼちぼちと行い、続けていくのがやっとでした。
腰痛サポーターを使ってみた結果
他に腰痛改善のために取り組んだことですが、定番のサポーターを使い痛みの軽減をはかりました。
同じ職場には何人もサポーターをつけておられる方が多く、いろんなタイプを試すことができました。色々と試させていただき、私は腰のベルトを巻いた後にその上からゴムバンドでクロスしてきつく締めるタイプのものを購入しました。
サポーターをつけて介護するときはたしかに痛みは軽くなっているのですが、それを外すと痛みはぶり返しひどいときは家に帰ってからじっと椅子に座ったまま動けない日もありました。
やはりサポーターは自分の筋肉を使わずにサポートするため、筋肉が弱ると痛みが出やすくなること、改めて勉強になりました。
病院のレントゲン検査の結果
どうしても痛みが和らがず、途方に暮れていたときに先輩職員から「ヘルニアになっているかもしれないから整形外科に行ったほうがいい」と、すすめられ近くの病院を受診しました。そのときには左足のふくらはぎから足の先にかけてややしびれを感じるようになっていました。
レントゲンを取ってもらいヘルニアはないということで安心していましたが、症状からして坐骨神経痛が出ているのではないかと言われ、その病院内のリハビリを処方してくださいました。私はそれまでリハビリなど受けたこともなかったので全くイメージもわかずどんなことをされるのかドキドキしていました。
理学療法士さんによるリハビリ
出てきたのは、私よりも少し若い男性の理学療法士さんでした。
はじめに問診から入り、痛み部位やどんなときに痛むかなど評価されていました。私は腰が悪いとばかり思っていましたが、リハビリを受けて実は股関節がとても硬いことを初めて知りました。
介護士の仕事はよく前かがみになるのですが、股関節が硬いと体を前に倒すときに腰に負担がかかりすぎ痛みが出ると教えてくれました。
リハビリを初めて約二週間ほどで腰痛に変化が出ました。最初は左足のしびれを感じなくなってきたところから始まり、最後はサポーターなしでも痛み出なくなっていました。
リハビリは驚くほどの効果が!
リハビリはびっくりするほどの効果があり、本当に驚きました。治療の他にも体の動かし方や介護をするときの注意点など専門家の目線でしっかりアドバイスをいただくことができました。
腰痛が改善し本当に嬉しかったのは朝布団から起き上がるとき、痛みをこらえながらゆっくり起きなくても良くなったことです。
痛みがきついときには動きを少しずつ分けて行っていましたが、今ではスムーズに起きることができます。当たり前に思われるかもしれませんが、本当に嬉しかったです。
早期発見・早期治療が大事
最後に私はずっと運動してきたおかげでかなり体つきがよく、腰痛なんて無縁と勝手に思っていました。
初めて痛みを感じたときにすぐに対処しなかったのも、自分は大丈夫だという思い込み、おごりがあったせいだと思います。
腰痛や坐骨神経痛、ヘルニアなどの足腰の症状は最初が肝心です。少しでも痛いと思えば、まずは痛みと向き合い自分でできる簡単なことからはじめてみましょう。それでもおさまらなければ早めに受診される方がいいと思います。
おわりに
いかがでしたか?
「腹筋と背筋のバランスを整えると良くなる。」
「腰痛サポーターを使うとラクになる。」
などは、腰痛や坐骨神経痛でお悩みの方なら一度は聞いたことがあるでしょうし、試した方もたくさんいらっしゃると思います。
もちろんそれで改善すればいいのですが、人それぞれ症状や日々の生活環境は異なります。
今回ご紹介した介護士さんは、理学療法士さんによるリハビリがばっちりと合っていたようで、2週間で効果を実感し、また腰に原因があると思っていた自己判断は間違いで股関節の硬さを改善するリハビリを続けることで、以前の健康的な体を取り戻すことができました。
どんな症状でも早期発見・早期治療は大事です。そして、誤った治療を続けていたり、「いつか治るだろう」と放っておくと、最悪歩行困難や寝たきりにもなりかねません。
少しでも違和感を感じたら、医師や専門家に診てもらい、なるべく早い段階で対処していくことが大事なポイントだということをぜひ忘れないでくださいね。
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自分でできる腰痛改善法
「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。
多数の体験談がございます。併せてご覧ください。