腰回し運動としこ踏みでインナーマッスルを鍛え腰痛を改善した体験談
「毎日腰が痛くて、痛くて辛い。立ち上がるのも、階段を上るのも一苦労する。」
「病院へ行ってレントゲン検査をしたけど、手術やブロック注射はちょっと怖い。」
「整骨院や整体、マッサージなどの自費治療はお金がかかるのでもっと良い方法はないものか…。」
そうお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
私自身、慢性的な腰痛や坐骨神経痛で苦しんでいた時期があったので、とてもその気持ちが分かります。お金と時間に余裕のある方でしたら、いろいろと試してみることもできるかもしれませんが、若い学生さんや仕事の忙しい方だとちょっと難しい面もありますよね。
そこで今回は、ある二つのセルフケア運動を続け、インナーマッスルを鍛えることによって腰痛を克服した方の体験談をご紹介させていただきます。腰痛、ヘルニア、坐骨神経痛などの足腰の症状の改善、そして予防にも参考になると思いますので、ぜひご覧ください 。
この記事の目次
激しいトレーニングの影響で腰を悪化させた
はじめまして、50歳代男性の吉田と申します。私が腰を悪くしたのは結婚する前の28歳の時です。
その頃私は会社のスキー部でスキーの上達に燃えていました。その時に入部した人が体育会系の人で、スキーの練習にランニング、自転車、水泳とトライアスロンのような練習をしていて、希望者で一緒に練習していたので私も参加しました。そのおかげでフルマラソンにも挑戦して完走することが出来ました。
そういった激しいトレーニングが影響したのか、腰を悪くし、いつもどーんとした痛みが主に右腰に出るようになってきました。座っているときが一番楽ですが、立ち上がるのがしんどく、腰を伸ばすのも一苦労でした。
2つの整骨院へ行き、病院でレントゲン検査をするも…
そんな歩くのも大変な腰痛の状況が続いたので整骨院に通ってみました。
会社の帰り道に都合よくあったので、そこにしました。保険が使えたので、しばらくここに通いました。
背筋が左右で偏りがある、ということでそれが一因のようでした。
週に1回通いましたが、あまり効果があるような感じではありませんでした。
そこで整形外科の病院で一度レントゲンを取ってもらったところ、背骨がS字にまがっていることが分かりました。結果を知った時は、とてもびっくりしました。
病院では「体を引っ張るしかない」、というようなことを言われたので病院はその一回だけにしました。
整骨院はまたしばらく通い続けましたが、腕の良い柔道整復師がいるという口コミを聞いたのでそちらへ行ってみました。ここでは「左右の骨盤の位置がずれて左右の足の長さが違う」、と言われました。
こちらの整骨院では保険が使えず、治療費が高額になりそうなので2回で諦めました。残念ながら改善もほとんどなかったように感じます。
結局、「こういうところではお金がかかるばかりですぐにはよくならなさそうだ」と思い、自分でなんとかして治すしかないなと決心しました。
腰回し運動を半年続けたところ少しずつ改善
そこで、テレビ、健康雑誌、インターネットで腰痛改善の情報を調べたところ、「腰痛は腰周りの筋肉を鍛えると楽になる」、ということが分かりました。
そこで、まず腰回し運動というのをはじめました。腰まわし運動というのは、足を肩幅に開いて立ち、頭を中心に腰で円を描くようにまわします。時計方向、半時計方向両方同じようにまわします。
これを歯を磨きながら朝晩やりました。
最初は歯磨きと腰の動きと考えながらゆっくりやっていましたが、そのうち慣れてくると考えずにぐるぐると回せるようになってきました。
さらに、片方の腰を上げて前方に出してから元に戻す、次に反対の腰を上げて前方に出してから元に戻す、ということを交互にやりました。
これらの運動はインナーマッスルに効果があるそうです。半年くらい続けたところ、効果が実感出来ました。腰の痛みが少なくなり、立ったり座ったりも楽になってきたのです。
以前は歩くのも苦しくて走ることが出来ないくらいの状態でしたが、ゆっくりと走れるようになってきました。そこで、次はもっと強度を上げた運動で腰まわりを鍛えようと考えました。
しこ踏みとバットスイング運動を続けてみた結果
次にはじめた運動が相撲の四股踏み(しこふみ)です。貴乃花親方が推薦しているものです。
四股踏みをはじめてすぐに分かったのですが、右足を何度も上げていると、股関節がコキッといってはまる感じがします。そうすると腰痛の痛みが消え、腰の動きがなんともないようにスムーズになります。
ひょっとすると私の腰痛は右の股関節に問題があったのかもしれません。四股踏みは「股関節が柔らかくなる」、「背骨の歪みが良くなる」といった効果があるとのことです。そこで四股踏みは効果がありそうだと感じたのでで続けてみました。
私の腰痛改善にぴったりな運動じゃないか、とビビビッと感じるものがあり、さらに続けてみることにしました。すると、すねの筋肉や内転筋も鍛えられてきているようで、足がほっそりとしてきました。
2,3ヶ月も続けていると、腰の不調は徐々に減ってきました。座ったままじっとしていると、立つときに腰がすぐにはまっすぐにならなかったのが、グーっと背伸びをすればまっすぐになる、というレベルにまで良くなってきたのです。
その後、さらに腰まわりを鍛えるためにバットスイングを左右で行いました。ちょうど息子が少年野球をはじめたので、こちらの運動は息子と一緒にやったのでとても楽しく続けることができました。ですがやりすぎると腰が痛くなったので、注意も必要かなと思います。
腰痛を克服し、ゴルフやジョギングもできるようになった
腰痛を発症して20年以上経った今、問題はほとんどありません。普段の生活にはまったく支障はないし、スポーツもできています。
何より、腰の痛みを何も気にせずに動けるのが一番嬉しいです。今にして思えば腰痛で苦しんでいたことが嘘のようです。
ゴルフは痛み無くスムーズにスイングできるし、ジョギングも問題ありません。昔楽しんでいたスキーもできるようになりました。ですが、スキーの運動はあまり腰によくないようなので、なるべく控えるようにはしています。
ゴルフの後の腰の疲れ具合より、スキーをやった後のほうが疲れて腰が重い感じがします。個人的には、もっと腰周りを鍛える必要があるかなと思っています。
腰まわし運動と四股踏みは毎日ではありませんが今でも続けています。腰痛防止、老化防止にもなるとも思うので、今後も続けていこうと思います。
腰痛は焦らず長期目線で根本改善していこう
私は自分自身行うセルフケア運動をすることによって腰痛を治すことができました。
私の経験上、腰痛の原因にもよると思いますが、すぐには良くならない症状だと思っています。じっくり、あせらずに時間を掛けるものだと思って取り組むことが大切なことだと思います。
私がやった腰まわし運動と四股踏みは確かに腰痛改善に効果がありました。これらは再発防止に役立つと思うので、腰痛が治った方の再発予防、健康維持にもお勧めです。
腰回し運動・四股踏みの動画
最後に腰回し運動としこ踏みの参考動画をご紹介させていただきます。
腰回し運動
■腰痛体操 腰回しのコツ
しこ踏み
■相撲の四股で腰痛予防
どちらの動画も整体師さんによる分かりやすい解説付きですので、すぐに取り組むことができると思います。
もちろん無理は禁物です。ご自身のお身体と相談しながら、続けられるペースで取り組んでみてはいかがでしょうか?
おわりに
いかがでしたか?
今回ご紹介した吉田さんのケースでは、「腰回し運動」と「四股踏み」を続けることによって慢性的な腰痛を改善することができました。
もちろん病院や民間の治療院で根本改善できればいいのですが、一向に改善しなかったり、一時的にはよくなってもまた再発してしまうなどの経験がある方もいらっしゃるかと思います。
専門家の意見、診察も大事なのですが、自分でできるセルフケアも取り入れ、長期的な視点を持って足腰の症状の改善を目指すという意識も大事なことだと思います。
毎日数分間でも続けたり、歯を磨きながら、テレビを見ながらでも続けられるストレッチや体操などもありますので、ぜひ自分に合ったセルフケア・エクササイズを見つけ、諦めずに続けていただきたいと思います。
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自分でできる腰痛改善法
「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。
多数の体験談がございます。併せてご覧ください。