子育て中のママさん必見!ヘルニアと上手につきあう5つの方法とは?
「子育て中で頑張らなきゃいけないのに、腰が痛くて本当に辛い…。」
「通院もなかなかできないし、運動をする時間もないし、どうすればいいんだろう。」
とお悩みのママさんも多いかもしれません。
掃除や洗濯などの家事をしても、子供を抱っこしても、ビキっと腰が痛むと本当に辛い毎日になりますよね。でも、どうしたら良くなるのか分からない方も多いでしょう。
そこで今回は、40代女性によるヘルニア体験談をご紹介いたします。OL時代、子育て中に経験したヘルニアと坐骨神経痛。彼女がどのようにうまくつきあっているかはとても参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
この記事の目次
20代のOL、子育て中に苦しんだ腰痛
はじめまして、ユキコ(40代主婦 仮名)と申します。これから私のヘルニア、坐骨神経痛の経験についてお話させていただきます。
私が初めて「腰が痛い」と感じたのは、20代の会社員をしていた頃でした。駅の階段を上がっているとき、パンプスのヒールが折れて、左足に痺れを感じるようになったのです。
痺れはだんだんひどくなり、数ヵ月後には左の腰に痛みを感じるようになりました。体を折ることもできなくなって、営業をしていた私は、お客様の前でお辞儀をするのがつらくなってしまったのです。
今思えばあれはおそらく、足の痺れは坐骨神経賞、腰の痛みはヘルニアの症状だったと思います。しかし痛みは半年ほどでなくなったため、そのことをすっかり忘れて、私は子供を産んでしまったのでした。
ヘルニアが激痛として再発したのは、子供が産まれて一年ほどしたときのこと、抱っこが響いたのだと思います。
左足の痺れからはじまり、その二ヵ月後には腰が動かなくなりました。ヘルニアと診断され、以後一年、私はその痛みに苦しむことになるのです。
このヘルニアの症状を克服するために、私が行った改善法、再発予防法についてお話させていただきます。
高周波治療と腰つりによるリハビリ
痛みがひどくなったので、私は近くの整形外科に通うことにしました。レントゲンとMRIをとり、正式に診断名が下った後、リハビリが開始されました。
リハビリは、高周波治療と腰つりです。
■高周波治療
高周波はベッドに横になり、痛い部分にパットのようなものを当ててもらい、そこから電波を流します。ピリピリすることもありましたが、特に負担はないものでした。
■腰つり
腰つりは、ベッドに横になった状態で腰を網のようなものに乗せ、網を紐で引っ張りあげてもらう治療です。最初は「痛いかもしれない」といわれましたが、これも痛みはありませんでした。
しかし一歳児の面倒をみなければいけないので、通院も簡単でありません。夫婦ともに地方出身者である私たちは、実家をあてにすることができませんでした。
医師からも、なるべく安静にして過ごすよう言われていたのですが、毎日連れ出さないわけにはいかないので、症状の改善はほぼ期待できない状態にありました。
短期に治すためには、「手術という手段もある」と言われましたが、同時に「かならずしも成功するとは限らない」とも説明されました。私としても、特に治療をしなかった過去の経験があるので、時間とともに症状はよくなることを考え、手術はせずに温存療法で様子をみることにしていました。
実家に戻り、安静第一の生活を送る
しかし一歳児を抱え、毎日抱っこや散歩を要求される状況では、症状が改善される期待はできません。また、坐骨神経痛の痺れから半年、ヘルニアの痛みが始まってから二ヵ月後には歩くことも難しくなってきたので、子供を連れて実家に帰ることにしました。
ヘルニアは完治はしないそうですが、無理をしなければ症状は軽くなります。歩くことを含めた日常生活に支障はなくなりますが、それにはやはり安静が一番かと思います。
私も実家に戻って安静にする時間を得られたことが、症状の改善につながったと今も思っています。
痛い部分に負担をかけないため、私の場合はそれが左の腰だったので、左の腰が下にならないようにして、体を横にして寝ていました。仰向けは腰を伸ばすことができないので、横向きに寝るしかできません。
しかし、この姿勢でいられたことが最も楽だったし、症状の改善にも役立ちました。
両親には「少し歩いたほうがよいのでは。体操をしてみたら?」といろいろ提案もしてくれましたが、最終的に医師が「安静にするように」と言った言葉に従い、私を温かく見守ってくれました。
接骨院へ通い、プロのアドバイスを受ける
とはいえ親は、痛がっている私を見るのも辛かったようで、控えめながらいろいろな提案をしてきました。評判のよい整骨院を調べてきて、通うように言います。動くこと自体がおっくう、というより難しいので、最初はイヤでしたが、結果的にこれが一番よかったように思います。
整骨院は保険がきくところでした。経済的な負担も少なく、病院と同じようなリハビリをしてくれます。高周波による治療を受けることができ、固まった背中の筋肉をほぐしてもらうのも気持ちがよかったです。
日常生活が少しでも楽になるようにと、テーピングをしてくれて、コルセットも提案してくれました。
コルセットは、プラスチックに針金のようなものが入っており、腰の負担を軽くしてくれます。マジックテープで腰に巻きつけると、立つのもかなり楽になりました。
コルセットのおかげで散歩もできるようになり、本当に助かりました。プロのアドバイスは偉大だと感じた瞬間でした。
坐骨神経痛が治って良かったことは?
症状が改善され良かったのは、日常生活が送れるようになったことです。家事もでき、子供の世話も、抱っこもたくさんしてあげられるようになりました。
腰が痛くてまっすぐ立てないとき、子供が腰を曲げて、まるで老人のような格好で「ママ、ママ」といっていたのですが、今はきちんと立って歩く姿を見せることができるようになりました。腰が曲がったママではかわいそうですから。
症状が治まって、ちゃんと歩けるようになったことが今は一番うれしいです。
ヘルニアの痛みがひどかったときは、家事が一切できなかったので、家の中はいつもぐちゃぐちゃでゴミの中で暮らしている感じでした。食事もスーパーの惣菜ばかり、揚げ物ばかりで体にもよくない生活です。
今はちゃんと掃除もし、買い物に行って普通の食事をとっています。
再発予防のために心がけていることは?
以前にも腰痛を患ったことがあるのに、すっかり忘れて無理をした結果、ヘルニアになってしまったことを後悔しました。
ですので今は、ちょっとでも腰が重いと感じたら、すぐコルセットをつけるようにしています。また、ストレッチをしたり、座り仕事の合間に伸びをするようにしたり、体に負担が残らないようにも気をつけています。
体をひねる運動がいいときいたので、毎日3分間、立った状態で手を振り回して体をひねることもはじめました。
また、体重の増加が腰への負担を増すことになるので、ダイエットもはじめました。子供と一緒に散歩をしたり、夜は炭水化物を減らすようにしています。
医師からは、ヘルニアは一生治ることがないといわれました。自分が「腰に爆弾を抱えている」ことを忘れないのが、私にとっては一番の予防策だと考えています。
ヘルニアとうまくつきあっていくために
ヘルニアの痛みは本当につらいです。無理をせず、しっかり休みを取るようにしてください。
会社や家で、休めない時もあるかもしれませんが、やはり安静が一番です。休めるときはなるべく体を楽にしてあげてください。仕事は、体を治してからまたがんばればいいと思います。
また、リハビリに出かけることも、精神的に楽になることにつながります。信頼できる病院や治療院が見つかったら、気長に通って、先生に愚痴など聞いてもらうといいでしょう。マッサージやテーピングなどで症状が良くなることもあります。
ヘルニアの改善には長い時間がかかります。でも、きっとよくなると信じて、時には休むことが必要です。良くなったあとは、私のように再発に苦しまないよう、自分なりの予防に努めてください。
まとめ
ユキコさん、体験談をお寄せいただきありがとうございました。
いかがでしたか?
今回ユキコさんが取り組んだことは
・病院でリハビリ治療を受ける
・整骨院へ通う
・勧められたコルセットを使う
・再発予防のためストレッチ体操やダイエットを行う
・安静第一の生活を送る
でした。
子育て中のママさんでしたので、これらを行うことはとても大変な時期だったと思います。やはり症状が悪化する前から予防しておくことも大事ですね。
でも、健康な時は体調管理もおろそかにしてしまうものです。
また、ヘルニアをはじめ足腰の症状の中には完治の難しいものもあります。ネガティブに考えてしまう時もあるかもしれませんが、上手につきあっていくためにも自分に合った方法をいくつか見つけておくといいですね。
そして、少しでも症状がよくなるよう常日頃から健康管理をしていきましょう。
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自分でできる腰痛改善法
「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。
多数の体験談がございます。併せてご覧ください。