50代男性の体験談!梨状筋症候群の手術をした結果、痛みのない体へ
はじめまして、吉田と申します。(仮名 50代男性 会社員) これから私の梨状筋症候群の体験談をお話させていただきます。
主に大きく3種類の方法を試しましたが良くならず、最終的には手術をしました。それらの経験について一つずつご紹介させていただきます。
もしも足腰の症状で悩んでいるのであれば、ぜひ参考にしていただければと思います。
この記事の目次
ぎっくり腰から頻繁に腰痛を感じるように…
3年ほど前、掃除で重たいものを運んでいた時にぎっくり腰を発症しました。その時は動けなくて、軽いパニック状態に陥りました。幸い命に別状はありませんでしたが、それ以来腰痛に悩まされるようになりました。
最初の頃は「1、2カ月したら治るだろう」と思っていました。私は大学の頃、柔道部でタフさには自信があったので、大丈夫だと思い込んでいたからです。しかし、痛みは消えず悪化しました。それから長い間腰痛に悩まされることとなったです。
外回りの営業が多く、歩くのがきつかったです。靴の中敷きを柔らかいものにするなど、工夫もしましたがやはり痛かったです。
仕事以外でも、趣味のゴルフやスキーなどのスポーツが出来なくなったのもつらかったです。そのせいで筋力が落ち、太り始めました。体重が増えると、さらに腰へ負担が掛かり、負のスパイラルに陥りました。
市販の痛み止めや湿布を使いましたが、一時的に楽になることはあっても、痛みは治まりませんでした。そして、日に日に症状は悪化していきました。
1年程この様な生活が続き、苦痛に耐えられなくなったので、もっと真面目に腰痛改善を行うことにしました。
病院へ行き、レントゲンを撮る
とりあえず最初は近くの病院に行きました。ぎっくり腰を起こした時と同じ病院ですが、もう一度診てもらうことにしたのです。
お医者さんにレントゲンを取ってもらったところ、梨状筋症候群であると告げられました。手術には抵抗がありましたし、仕事が忙しく、休みが取りにくかったので薬をもらうことにしました。
ファイザーのリリカという薬を処方してもらいました。1日2回飲むカプセル状なので、仕事先でも飲みやすかったです。痛みは完全になくなりませんでしたが、薬が効いた後は、4~5時間ぐらい楽になりました。ただ私は胃が弱いので、食後じゃないと飲みにくかったです。
また、薬を飲むと少し眠たくなるので、運転も控えないといけなくなりました。そのため、仕事で運転する必要がある時は、ロキソニンテープという湿布で我慢していました。
湿布だと少しは和らぎますが、あまり効果は実感できませんでした。また、湿布は少しハッカの様な匂いもするので、周りの人に気を使いました。
整骨院へ行き、施術を受ける
次に整骨院へ行きました。残念ながら腰痛は悪化し、飲み薬や湿布では痛みが治まらなくなったからです。
半年ほど電気を使った治療とマッサージをしてもらいました。こちら一時的には良くなるものの、時間が経つと痛みが出てきます。
根本的な原因の解決にはなりませんでしたが、手術に比べるとリスクが低いので、しばらくはこの方法で経過をみました。しかし、症状を一時的に抑えたいのではなく、根本的に治したいというのが本音でした。
週に1回は行っていましたが、だんだんと行かなくなってしまいました。
整形外科へ行き、ブロック注射を行う
以前行った病院で、医師から「激しい痛みに襲われることも増え、直ぐに痛みを抑えたいとなるとブロック注射が必要」と聞きました。
ブロック注射は局部麻酔を注射し、神経の伝達を遮断するそうです。普通は局部麻酔だけですが、ひどい時にはステロイドを併用しました。
飲み薬は1時間ほどしないと効果がありませんでしたが、ブロック注射は一瞬で効きました。
こちらも一時的に痛みを止めているだけなので、根本的な原因の改善にはつながりません。さらに自分では注射が出来ないので、整形外科に通う必要があります。また、風邪をひいている時は先生が身の安全を考慮して注射を打ってくれませんでした。
ブロック注射ですが、局部麻酔であるため、痛みのピンポイントに注射をしなければ意味がありません。適切な場所を見極めることが出来るのは、経験が豊富な先生です。
お医者さん選びが大切ですので、あらかじめネットや知り合いの口コミを参考にし、良い整形外科へ行くといいでしょう。
一時的な痛み止めですが、即効性を求めるならブロック注射はお勧めです。
手術を行う-「梨状筋切開術」
最終的には手術をしました。休日、自宅の階段を上っていると急な痛みが走り、うずくまってしまいました。幸い長男が居たので、病院まで連れて行ってもらいました。
お医者さんには、梨状筋症候群が悪化しているので手術を受けるように勧められました。
これまでは仕事に支障が出るので手術を避けていました。ですが、今回の様に何気ない日常の動作で激痛が痛みを感じた場合、職場や家族に迷惑を掛けることになります。そこで、私は手術を決断したのです。
会社の人に事情を話したところ、なんとか有休を貰うことができました。
この手術では「梨状筋切開術」を選択しました。これは、坐骨神経の減圧をすることで痛みを改善する方法です。
手術時は全身麻酔ではなく、局部麻酔で大丈夫でした。
手術の結果、1カ月ほどすると痛みはほとんどなくなりました。再発の恐れもあるので安心はできませんが、軽い運動程度なら出来るようになりました。
再発を避けるためにも、適度な運動をして筋肉をつける必要があるので、整骨院の先生の指導の下、毎日ストレッチをしています。
手術をした結果、ストレスのない生活へ
手術は少し怖かったですが、結果として満足しています。痛みに悩まされる生活から解放されたので、ストレスがなくなりました。
さらに大好きなスポーツや外出も出来るようになりました。仕事以外だと家に閉じこもっていましたが、症状が治ったのでゴルフも出来るようになりました。ブランクがあったので少し腕は落ちていましたが、それでもやはり好きな趣味をできることは幸せです。
さらに運動をするようになったので、体重も落ちました。
手術のおかげで症状は良くなりましたが、再発のリスクはあるので気を付けなければなりません。そのため毎日30分ほど室内でストレッチをしていますし、月に1回は整骨院へ通っています。
確かに入院費を含めると結構な費用かかりましたが、一回の手術で治って本当に良かったです。
仕事や趣味も出来るようになりましたし、何よりも家族が一番喜んでくれました。今まで家族には心配を掛け続けていましたし、支えてくれたので、皆の笑顔が見れて嬉しいです。
無理はいけませんが、休日は恩返しとして家事のお手伝いをするようになりました。
梨状筋症候群でお悩みの方へ
梨状筋症候群はとても痛く、ヘルニアに比べるとあまり聞かない症状なので相談で出来る人も少ないでしょう。ですが、しっかりと治療すれば治る可能性もあるので、希望を捨てず、前向きな気持ちで症状と向き合ってください。
色々な治療を試し、その間に辛い思いもしましたが、最後は勇気を出して手術を受けて良かったです。一時的な痛み止めなら手術は必要ありませんが、根本的に治したいのであれば、手術をお勧めします。
例え手術が成功しても再発のリスクはありますので、日頃から適度な運動を心がけましょう。
以上が私の梨状筋症候群の体験談になります。みなさまの参考になればうれしいです。
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「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
そこでぜひ一度お試しいただきたいのが、こちらの改善法です。
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