坐骨神経痛を改善する「湿布」の正しい使い方・間違った使い方
坐骨神経痛に効果があるのは、内服薬やクリームばかりではありません。「気軽に使えて、効果があるのは湿布だ」という声もあります。本来湿布は、捻挫などのケガに使用するイメージがありますが、坐骨神経痛からくる痛みの緩和にも効果的だと言われています。
ただし、間違った使い方をすると痛みが強くなるケースもあります。
そこで今回は「正しい湿布の使い方・間違った使い方」と題してお話させていただきます。正しい使用方法を知り、腰や足の痛みを軽減させましょう。
この記事の目次
間違えてはいけない!坐骨神経痛のための正しい湿布の貼り方
坐骨神経痛からくる痛みを改善しようという場合に、病院で診察をしてもらうと、内服薬と湿布をセットで処方されることがあります。それだけ、湿布は坐骨神経痛の治療に使われやすいものなのです。ですが、その使用方法を間違ってしまうと、痛みがひどくなってしまうことがあります。
もしかしたら「湿布の使用方法なんて間違えようがない!」とお思いの方もいるかもしれません。しかし、坐骨神経痛の治療において、湿布を貼る場所や貼り方を間違えてはいけないのです。
まず、湿布を痛みがある部分に貼っても効果は出ません。坐骨神経痛の原因である患部に貼らなければ意味がないのです。つまりお尻や足が痛かったとしても、患部が腰だった場合には、原因の腰部に湿布を貼らなければ意味はありません。
坐骨神経痛の場合には、背骨や骨盤に原因があるとされることが多いようです。自分でなんとなく貼るのではなく、医師に相談の上、患部の位置をチェックしてから湿布を貼るようにしましょう。
坐骨神経痛に効果があるのは、温かい湿布
「坐骨神経痛の痛みをやわらげるために湿布を貼りたい。」
「でも、どんな湿布がいいのかわからない。」
という方もいるでしょう。
湿布には患部を冷やす湿布と、温める湿布があります。坐骨神経痛の場合には、温湿布を使用することをおすすめします。
もしも「足を怪我してしまい、患部が熱と痛みをもっている」「ぎっくり腰になってしまった」ならば、冷たい湿布のほうが効果的と言われています。
慢性的に痛みが続く場合には、温かい湿布のほうが痛みを改善できます。これは坐骨神経痛に限らず、関節炎や神経痛などにも共通しています。急性の痛みの時には冷たい湿布、慢性的な痛みの時には温かい湿布を使うことがほとんどです。
温湿布を使いながら、体の血行を良くしよう
湿布で坐骨神経痛のケアする時、大事なことがあります。それは、「体を冷やさないようにすること」です。血の巡りが悪くなると、坐骨神経痛は悪化する傾向にあります。
冬場などは体が冷えないようにしっかりと厚着をして、必要に応じてカイロなどを使用しましょう。寝る時にも体が冷えないように、湯たんぽや腹巻などを使用して工夫することをおすすめします。
夏は体が冷えにくいイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。冷たいものをたくさん飲み食いしたり、冷房が効いているところに薄着でいたりすると、あっという間に体が冷えてしまいます。体が冷える習慣は、なるべく避けたほうが懸命です。
肌が弱い人は、湿布をまめに貼りかえよう
また、湿布を使用する時に気を付けて欲しいのが、「肌が弱い」「敏感肌」の方です。
坐骨神経痛の痛みを改善させるための湿布のなかには、強い薬が使用されているものもあります。なかには、肌に合わずにかゆみや赤みが出てしまう人もいるかもしれません。そういった場合は我慢せずに、医師に相談しましょう。
また、つい湿布を貼りかえることを忘れてしまいがちな方もいますが、こちらも注意が必要です。同じ湿布を使用し続けていると肌荒れの原因になりますし、効果も薄れてしまいます。使用するうえでのルールはきちんと守りましょう。
まとめ
いかがでしたか?
坐骨神経痛の治療には、湿布が使われることがほとんどです。急性の関節炎や神経痛の場合には冷たい湿布が使用されますが、ずっと痛みが続いているような場合には温湿布を使用することになります。
市販の湿布を利用するのもいいですが、自己流での治療は症状を悪化させるかもしれません。まずは医師のもとを訪れ、自分の痛みの症状を改善するのに適したものを処方してもらうことをおすすめします。
湿布は痛みを和らげる効果はありますが、それだけでは改善しません。他の療法と並行しながら、坐骨神経痛の原因自体を改善するようにしましょう。
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自分でできる腰痛改善法
「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
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