坐骨神経痛、梨状筋症候群を改善!お尻のコリをほぐす簡単な方法
「脚がだるくてだるくて・・・」という人や、「特定できないけれど、なんとなくピリピリとして気持ちが悪い」という症状があるのに、病院へ行ってもどこにも異常がないと診断された人はいませんか?
もしかしてその原因は、お尻がこっているのかもしれません。
「肩こった~。」という人はいても、「お尻がこった〜。」という人はいませんよね。
でも、お尻の筋肉だってコルのです。
脚の痛みやしびれを引き起こす坐骨神経痛の原因は、お尻の筋肉の過度な緊張にあることが多いです。その疾患の一つが「梨状筋症候群」といいます。
ここではお尻をほぐし、神経痛を改善する方法を紹介しますので、ぜひ行ってみてください。
この記事の目次
梨状筋症候群とは?
お尻のアウターマッスルには、大臀筋(だいでんきん)や中臀筋(ちゅうでんきん)といった、とても大きな筋肉があるので疲労を感じにくいのですが、上半身と下半身をつなぐ股関節にまたがってついているため負担が多く、知らないうちに疲労を溜め込んでいる可能性があります。
また、股関節を安定させるために働くインナーマッスルは、複雑な股関節の動きを支えているため負担も大きいです。
それらの筋肉が硬くなることによって、神経痛を発症してしまいます。
坐骨神経は腰から出てお尻を通りつま先まで伸びる長い神経です。お尻の部分では梨状筋(りじょうきん)という筋肉の間を通っています。
梨状筋はインナーマッスルの1つであり、梨状筋が硬くなるとその部分で神経が圧迫されそれより先の部分に痛みやしびれなどの症状が出ます。それを梨状筋症候群といいます。
レントゲンでは異常は発見されず、異常なしとされたまま神経痛に苦しむこともあります。
骨折やヘルニアなどの疾患が発見されないときには、お尻の筋肉のケアを実施してみると神経痛も改善します。
臀部を徹底的にストレッチする
梨状筋症候群の場合、臀部を徹底的にストレッチして筋肉をほぐすことで症状が改善することが多くあります。そのためじっくりと時間をかけて臀部を集中的にストレッチしましょう。
まずは仰向けの姿勢で寝転がります。
片方の膝を抱え自分のほうに引き寄せそのまま20秒間キープします。
膝を引き寄せたまま、膝を内側に倒すようにして20秒間キープします。
ゆっくりと膝を正面に戻し、今度は膝を引き寄せたまま踵(かかと)を持ち自分のほうに引き寄せ20秒間キープします。
反対側も同じように行いましょう。
【左右同じ時間行う】
最初は筋肉が硬くあまり伸びなくても、何度かゆっくりと繰り返していくうちに筋肉が伸ばされスムーズに動くようになってきます。勢いをつけずにストレッチしてください。
臀部のマッサージ
ストレッチが終わったら、臀部をマッサージしましょう。
テニスボールなどのボールを利用し臀部の筋肉をほぐします。テニスボールなどの手ごろなボールがない場合には拳を使いましょう。
仰向けで寝たままボールをお尻の下に入れます。お尻の真ん中辺りに凹んだところがあるので、ちょうどそこにボールが当たるようにしましょう。
そのまま少しカラダを揺らすなどして、筋肉を刺激します。
次に、横向きになり、骨盤の出っ張りの少し後ろあたりにボールを当てて、そこから骨のきわをそうようにボールを転がしてほぐしていきます。
痛みが強い場合には無理に続けずに、タオルを一枚敷いて行なうなど刺激を調整してください。
痛いのを無理に続けても、痛みから筋肉が緊張してしまい逆効果となることがあります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は坐骨神経痛、梨状筋症候群のセルフケアについてご紹介させていただきました。
坐骨神経痛は、梨状筋をほぐすことで改善する場合があります。
ストレッチやマッサージの効果は一時的なものですが、毎日続けることで効果が持続し、筋肉の状態が改善されていくので、自然に坐骨神経痛が出にくくなっていきます。
できるだけ毎日継続してみてください。
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坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
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