坐骨神経痛の治療にも?カルシウム剤が投与される理由について
坐骨神経痛は中高年に多いといわれています。どうしてでしょう?
それは、老化と関係しているからです。例えば、椎間板ヘルニアの場合は椎骨と椎骨をつなぎあわせるクッション役となっている椎間板の弾力が老化によって失われ、髄核が飛び出してしまうといいます。脊柱管狭窄症にしても、老化によって骨が変形し、脊柱管が狭くなり神経に障ると言います。両者の病気は全くことなるものですが、どちらも老化と坐骨神経痛が引き起こすという共通点を持っています。
痛むのは老化だから仕方がないと思うしかないのでしょうか。そんなことはありません。今回は、坐骨神経痛で処方される薬、中でもカルシウム剤が処方される理由について調べてみました。
この記事の目次
老化による坐骨神経痛で投与される薬
老化による坐骨神経痛の場合、その原因が椎間板ヘルニアであっても脊柱管狭窄症であっても同じ薬が出るってご存知ですか?
まずは、いわゆる痛み止め、消炎鎮痛剤がでます。代表的なものにロキソニン、インダシン、アルボがあります。そして、オパルモンやプロサイリンといった循環改善剤、ビタミンB製剤がでます。痛みのメカニズムには、神経の酸素不足や栄養不足が関係しているそうです。循環改善剤とビタミンB製剤はそういったことに働きます。そのほかに出されるのがカルシウム剤です。
なぜ、カルシウム剤が投与されるのか?
前出の薬は坐骨神経痛そのものに対して投与されます。カルシウム剤は坐骨神経痛を緩和するという目的では投与されていません。
高齢者に多いことを受け、骨粗鬆症を合併している可能性が高いために出されます。また、軽い外傷で圧迫骨折となり、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が悪化してしまう可能性が高いためその予防を目的として投与するというのが理由のようです。
この対策に対しては、骨吸収抑制剤と骨形成促進剤というのがあり、カルシウムは後者になります。
薬だけに頼らない生活をしよう!
薬はお医者さんから処方してもらったものだし、きちんと忘れずに飲んでいるから大丈夫という考えかたはやめましょう。
薬はあくまで補完的なものです。ストレッチなどの運動が苦しくて大変であれば、日常生活の中で立ったり座ったりとこまめな動作を行うことが大切です。急に運動することは今痛いところとは別の筋肉を傷めてしまう場合もあります。それよりは日常動作の中で、体内の筋肉が均等に使われることが予防になります。
そのほか、たんぱく質やミネラルなどバランスのとれた食事をすることも大切です。
おわりに
いかがでしたか?
カルシウム剤は直接、坐骨神経痛に関与するわけではありませんが、高齢者が多いことを踏まえれば、骨粗鬆症対策として必要です。特に、女性は骨粗鬆症になりやすいので、注意しましょう。
カルシウムはサプリメントでも手軽に飲めます。ただ、高齢者の方は他にも病気を抱え、治療を受けている場合が多いです。薬の飲み合わせもあります。自己判断でサプリメントを飲むよりは医師に相談するのがいいでしょう。
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坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
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