坐骨神経痛にブロック注射は効果あり?痛み・費用・副作用について
坐骨神経痛を和らげるために効果があると言われているのが、『ブロック注射』です。
効果は高いと言われていますが、注射をする時に生じる痛みに恐怖心を感じている方や、そのような治療を受けたことがない方にとっては、「本当に効くのかな?」と不安に思うこともあるかもしれません。
今回はそんな方のために、
・ブロック注射の効果や痛み
・どのくらいの回数を打ち続けるべきなのか
・どのくらい効果が続くのか
・費用や副作用など
についてご紹介します。ぜひ参考にしていただければと思います。
この記事の目次
ブロック注射とは?
坐骨神経痛の患者さんには、ブロック注射を行うことがあります。坐骨神経痛のせいで、激しい痛みが続き、内服薬の痛み止めもなかなか効かない。そんな時にブロック注射が行われるのです。
神経やその周辺に局所麻酔薬を注射して、神経の伝達を遮断。痛みを感じにくい状態にするのがブロック注射の役割です。
ブロック注射で痛みを感じにくくすると、痛みのせいで収縮していた筋肉や血管が正常に動き出し、腰痛などの症状が好転するそうです。
ブロック注射の治療は、整形外科の外来、麻酔科、もしくはペインクリニックなどで受けることが可能です。
ブロック注射は即効性が高く、注射をしてからすぐに痛みが引いてくるそうです。その一方で、注射を正しく打てるだけの技術力がある医師にかからなければ、いい効果が得られない、という意見もあります。
ブロック注射には痛みがあるのか?
ブロック注射には痛みがあるのでしょうか?
これには、かなりの個人差があります。担当医師の技量に左右されますので、痛みをあまり感じなかったという声もありますし、とても痛かったという方もいるするそうです。痛みが怖いという患者さんは、口コミ評判、インターネットでの情報を調べて、信頼できる病院や医師にかかることをおすすめします。
ブロック注射の効果・持続性は?
ブロック注射の狙いは「神経痛を緩和する」というものです。
しかし、その効果はあくまで「痛み止め」です。ブロック注射は、坐骨神経痛を治すために打つものではありません。痛みを緩和するために行われるものだと理解しておきましょう。
なお、ブロック注射をすると一時的に痛みが治まりますが、しばらくするとまた痛みだすことが多いそうです。なので、定期的に注射をする必要があります。
また、効果が持続する期間についてもばらつきがあり、数日から数週間は効果があると言われていますが、数回の注射で日常生活に支障がないほど回復する人もいますし、改善しない人もいるそうです。ですので、個人差があるということを理解しておいたほうがいいかもしれませんね。
ブロック注射は何回打てばいいの?
ブロック注射は何回くらい打てば、痛みが改善するのでしょうか?
やはりこちらも個人差があります。
医師によると、週1度の注射を4~5回は続けて様子を見るのが一般的だそうです。
5回ほど注射を繰り返し行ってみても、痛みの程度が変わらなかったならば、注射する部位や薬品を変えてまたブロック注射を打つことになるか、手術をすることになるでしょう。
ちなみに、ブロック注射をひたすら同じ場所に打ち続けていると、局所が癒着することがあるそうです。なので、ブロック注射だけを打ち続ける施術法は体にいいものとは言えません。ですので、医師と相談しながら治療を進められる環境を目指しましょう。
ブロック注射はいくらくらい費用がかかる?
ブロック注射を打つにあたって、効果や痛みと同じくらい気になるのが費用です。
ブロック注射は保険適用が可能です。しかしながら、その費用は病院やクリニックによってバラつきがあり、平均すれば、その治療費はおよそ6,000円だそうです。
5回ほど注射することを想定したら、全部で3~5万円はかかると思っておきましょう。ただし、レントゲン代などが別途かかる可能性がありますので、余裕をもって予算を立てておいたほうがよさそうですね。
ブロック注射の副作用は?
では、ブロック注射に副作用はあるのでしょうか?
「血圧の低下」「神経障害」「アレルギー」「出血」「感染」などがその副作用として知られていますが、重篤な副作用が起こることはごくまれです。なので、副作用についてさほど心配はいりません。
ただし、まれなこととは言え、このような重い副作用を避けるためにも、注射を受けた日は激しい運動やアルコール摂取は控えて入浴も我慢すること(ただし、シャワーはOKです)などに気をつけましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は坐骨神経痛とブロック注射についてお話させていただきました。
坐骨神経痛にはブロック注射が効果的ですが、継続的な治療が必要になります。費用もそこそこかかりますが、医院によってはもっとリーズナブルな値段で済むこともあります。しかしながら、安い値段の医院にこだわるのではなく、ちゃんとした治療が受けられる・相談しやすい雰囲気の病院を選ぶことが大事です。
また、ブロック注射で坐骨神経痛が改善されないと感じたら、手術などに踏み切る可能性があることも考慮しておきましょう。
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「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
「長期間マッサージをしているけど一向に良くならない。」
「湿布や痛み止めの薬を服用しているけど、あまり効果が感じられなくなってきた。」
これらは、一時的な効果しかないのが原因だと考えられます。
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