治療家もオススメ!変形性腰椎症の痛みを軽減させる2つのストレッチ
年を重ねるとともに腰の痛みに悩まされる人は増えていきます。病院などで見てもらっても「加齢が原因だからしょうがない」といわれることも少なくありません。
この加齢で起こる腰痛の一つが、変形性腰椎症です。しかし、加齢だからといってあきらめる必要はありません。治療することによって痛みを軽減させることができるのです。
ここでは変形性腰椎症の痛みを軽減させる方法を治療家がアドバイスいたします。
この記事の目次
変形性腰椎症ってどんな症状?
変形性腰椎症は、加齢などにより骨が変形してしまったり、骨と骨の間にある椎間板が変形してしまうことにより痛みが出る疾患です。椎間板が変形してしまうことにより、関節の間が狭くなってしまったり、関節の噛み合わせが悪くなってしまうことにより症状が引き起こされます。
関節の間が狭くなったり噛み合わせが悪くなると、骨と骨同士の接触が増えその刺激によって骨にトゲのような突起ができる(骨棘)などの骨の変形が起こります。この骨棘が神経などを圧迫することにより痛みやしびれなどの症状が起こります。また、骨同士の接触により関節に炎症を起こし、痛みを引き起こします。
変形性腰椎症の症状としては、動作時の腰の痛みが挙げられます。
とくに長時間座っていて立ち上がろうとした時や、朝起きたときにカラダを動かそうとした時など、動作の初めに痛みを強く感じます。動作を続けていくと徐々に痛みが軽減していくのも特徴の一つです。症状がひどくなってくると腰の鈍痛やダルさ、脚にかけてのしびれを感じるようになってきます。
変形性腰椎症の治療法について
残念ながら、変形してしまった腰椎や椎間板を治療によって元に戻すということはできません。変形したまま症状を改善させていくしかないのです。
変形性腰椎症の場合、手術することはなくほぼ保存療法で痛みの軽減を行います。
整形外科や接骨院では電気治療や温熱療法、マッサージなどの理学療法や、消炎鎮痛剤や筋肉の緊張を和らげるような薬物療法で治療が進められます。
変形性腰椎症向け 2つのストレッチ
日頃からのセルフケアも重要です。腰回りのストレッチを中心に、お尻や太もものストレッチを行うことで腰の筋肉の緊張が和らぎ痛みを軽減させることができます。
長時間同じ姿勢でいた場合、カラダの動かし始めが痛みやすいので急に体を動かさず、少し体を動かしてから動作をすると痛みを感じにくいでしょう。
座った状態で行うストレッチ
長時間椅子に座っていた場合は、以下のストレッチを行うといいでしょう。
①椅子に座ったまま両手を床につけるようにカラダを前に倒します。
②床に手をついたら元の姿勢に戻るという動作を3~4回繰り返しましょう。
③その後立ち上がります。
寝たままできる簡単ストレッチ
起床時など寝た状態の場合は、以下のストレッチを行うといいです。
①上向きになり両膝を立てた状態で、両膝をゆらゆら左右に倒します。
②10回ほど左右に倒したら起き上がりましょう。
無理は禁物です。痛いからといって無理をして続けず、心地よい程度に続けてください。
痛みや違和感を感じる場合は、速やかに医師へ相談しましょう。
変形性腰椎症の予防法とは?
変形性腰椎症も他の腰痛同様、腰回りの筋肉や腹筋を鍛え、腰への負担を減らすことが第一です。
体重の増加にも気をつけましょう。体重が増えることによって関節への負担が大きく増えてしまいます。
ダイエットを行い体重を減らすことでも痛みを予防することに繋がります。
まとめ
いかがでしたか?
病院で「加齢だから」と言われると、痛くても仕方がないと諦めてしまう人も多いのですが、年齢に関係なくトレーニングやストレッチを行うことで筋肉の状態は確実に改善していきます。
そうすることで痛みが和らいでいきますので、ぜひ時間を作って、セルフケアを実践してみてください。
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「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
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