子供の腰痛は要注意?知っておきたい四大原因と正しい予防・改善法
子供が「腰が痛い」と訴えてきたらどうしますか?
年寄りくさいこと言って!なんて、聞き流していませんか?
確かに子供は大人に比べて腰痛になりにくいのですが、まれに訴える腰痛は、重大な疾患の前触れかもしれません。聞き流さず、その訴えに注意深く耳を傾けてください。
今回は子供の腰痛の原因、対策、注意点、そして予防法についてお話させていただきます。ぜひご覧ください。
この記事の目次
子供に腰痛が起こる原因と解決策
子供に腰痛が起こるのには、いくつか要因があります。ここでは主な4つの原因についてご紹介します。
成長期の筋バランスの崩れ
急激な骨の成長によって筋肉の柔軟性が追いつかずに常にストレスがかかってしまうということがあります。柔軟性が低いことで、関節にかかる負担が増えたり、筋肉が骨にくっついている付着部にストレスが多くかかり腰痛が発生します。
太ももの前や後ろの筋肉の緊張が原因であることが多く、ストレッチで改善します。
運動不足
運動不足による筋力の低下や肥満が原因で腰痛が発生することがあります。
特に肥満によって体重を支える腰部に負担がかかり腰痛を発生することが多く、生活習慣と食生活の改善によって肥満を改めることが腰痛解消につながります。
過度な運動
成長期に過度な運動をしている子供は、腰痛を訴える確率が高くなります。運動による疲労や、運動技術やフォームが未完成であることなどが原因であることが多く、蓄積したダメージが腰痛を発生させます。
休息を取ることが大切で、運動後のストレッチなどのケアや食事によるカラダの強化、睡眠時間の確保など、運動によるダメージを回復するための休息を取ることが大切です。
病気
まれに腰痛には病気が隠れていることがあります。白血病やがん、側弯症など病気が原因で腰痛を起こしていることがあります。
運動や動作に関係なく痛みを訴える場合など、注意深く状態を見て、早急に医療機関に相談しましょう。
スポーツ障害を予防する
子供が腰痛を訴える際に最も多いのは過度な運動による慢性の痛みとスポーツによるケガを合わせた「スポーツ障害」による腰痛です。特に運動部に加入している成長期の子供は腰を痛めやすく、疲労骨折を起こしていることも少なくないので要注意です。
腰椎の疲労骨折を分離症といいます。分離した部分は放置しておくとズレを生じすべり症となり慢性腰痛につながり、後の選手生活にも影響があるので、腰痛が軽症のうちに対処をするのがベストです。
スポーツ障害を予防するためには、運動後にアイシングをすると効果的です。怪我をしていなくても、腰部やたくさん使った筋肉や疲労が気になる部分を氷で冷やし、筋肉をクールダウンさせるのです。
毎日のトレーニング後の習慣にすることで、ケガをしにくいカラダを作ることができます。
周囲の理解と子供の理解
子供の腰痛がなかなか早期に発見されないのには、周囲と子供自身の理解が少ないことが原因にあります。
例えば、運動部の子供であれば腰痛を訴えるとレギュラーを外されてしまう事や、練習を休むことを許さない環境などがあり、痛みを我慢してしまうことがよくあります。痛みがあっても、中高生ではそのうち治ると軽視してしまいがちで、自身のカラダのケアに関して非常に無関心である場合もあります。
腰痛には疲労骨折や病気が潜んでいるかもしれない事や、日々の生活やケアの大切さを良く周囲と本人が理解し、実施することで予防することができるという事を知っておいてもらいたいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
子供の腰痛についてお話させていただきました。腰痛は大人だけの病気ではないことを知っていただければと思います。
また、子供の腰痛には重大な疾患が潜んでいる可能性があります。軽視せずに軽い痛みでも早くに痛みを取る行動を起こしましょう。
やはり一番は早急に医療機関に相談することです。どの症状でも早期発見・早期治療が大事なのです。
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「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
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