腰椎椎間板症はヘルニアの前兆?症状・原因と正しい改善・治療法
「腰椎椎間板症」は、酷い腰痛の原因となる病気です。椎間板に負担がかかるとなりやすいと言われており、年齢を重ねれば重ねるほど、そのリスクは高まります。
「でも、腰椎椎間板症になるその原因ってどんなもの?」
「腰痛以外の症状は出たりする?」
「下半身が痺れたりする?」
「なりやすい人の傾向ってあるの?」
など、気になる方もいらっしゃると思います。
そこで、今回は「腰椎椎間板症」の原因・症状、治療法、リハビリについての情報をご紹介します。
この記事の目次
腰椎椎間板症の原因と症状
腰椎椎間板症は、腰痛を引き起こす病気のひとつです。
背骨は椎骨と椎間板が積み重なってできていますが、この椎間板は加齢とともに老化していきます。年をとると、椎間板の水分が徐々になくなってきて、弾力がなくなり硬くなっていきます。
そのせいで、衝撃にだんだんと弱くなってきてしまうのです。そして、腰に急に負担がかける、もしくは長期間腰に悪い姿勢や作業を続けていると、椎間板に負担がかかって「腰椎椎間板症」になってしまうのです。
その症状はやはり、腰に出ます。「腰が痛い」「腰にしびれやだるさ、重みを感じる」というのが主な症状ですが、特に前傾姿勢になった時に症状が強まるとされています。
椎間板ヘルニアとは異なり、足に痛みやしびれが出ることはありません。ただ、慢性的に腰が痛くなります。
腰椎椎間板症は、椎間板ヘルニアとは微妙に異なります。腰椎椎間板症はヘルニアの前段階のようなもの。椎間板で押し潰された髄核が外に飛び出してきてしまうと、ヘルニアになってしまうのです。
ですので、腰椎椎間板症を放置していた時に、ヘルニアではなく「腰椎分離症」や「腰椎変性すべり症」といった症状が出てきてしまうということもあります。
腰椎椎間板症はどんな人がなりやすい?
腰椎椎間板症は、どんな人がなりやすいのでしょうか?
年齢でいうと、20代から50代の人がなりやすいとされています。10代ではまだ椎間板が老化しておらず、逆に60代以上の高齢者は椎間板が硬くなりますので、腰椎にダメージに残りにくくなるからです。
また、重い荷物を持つ仕事をしている人や、無理な姿勢で仕事を続けることが多い人、座りっぱなし・立ちっぱなしが多い仕事の人、激しいスポーツをしている人などもなりやすいでしょう。
そして、体型もこの腰椎椎間板症に大きく関係しています。運動不足で肥満体型の人は、腰を支える筋力に欠けていることが多いですし、痩せすぎている人も同様です。それに加え、腰のケガやぎっくり腰などを経験したこともある人も気をつけましょう。
腰椎椎間板症の治療法・リハビリとは?
腰椎椎間板症を治療・改善するには、まずは姿勢や日常の動作の矯正がメインになります。
前にかがんだり、猫背になったり、同じ姿勢を続けたりするのはやめましょう。椎間板に負担がかかります。特に仕事でデスクワーク作業の多い方は、1時間に1度は立って5分程度歩いたり、伸びや簡単なストレッチをするように心がけましょう。運転(ドライバー)が仕事の方もこまめな休憩をとるといいでしょう。
また、パソコンを使う方はモニターの高さが目線と同じ位置になるよう調整してください。ノートパソコンの方も下に台などを置くなどして前かがみにならないようにしましょう。
そして、シャワーだけではなくゆっくりとお風呂に浸かるのもいいですね。体も芯まで温まり、血行が良くなります。またリラックス効果も期待できますね。
痛みが強い場合は、内服薬の服用や注射、コルセットの装着、運動療法や牽引を使用した理学療法なども行われます。基本的には手術ではなく、保存療法が優先されるとされています。
そして、リハビリにはストレッチや体操、軽いトレーニングやウォーキングなどを勧められる人が多いそうです。まずは病院や整骨院に確認して、どんな運動が自分に向いているのか確かめましょう。
まとめ
いかがでしたか?
腰椎椎間板症は、椎間板の劣化から起こります。これを予防するためには、腰に負担がかかるような生活や姿勢はやめましょう。仕事柄どうしても腰に負担がかかってしまうという人は、予防用のサポーターやベルトなどを予め装着しておきましょう。その予防策をとるだけでも、腰の負担はだいぶ軽減しますよ。
なお、腰椎椎間板症では保存療法が優先されるとはいえ、手術をする可能性もゼロではありません。その点には注意してください。
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「足から腰、太もも、お尻にかけての激痛、痺れがひどくて毎日辛い。」
「長時間歩くことができず、歩行困難な状態。」
「コルセットやサポーター、湿布、痛み止めの薬が手放せない。」
坐骨神経痛の痛み・痺れは一時的に良くなっても、再発しやすい症状ですので、
やはり根本改善をしていくべきだと思います。
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